こんばんは。ずとふ○です。
当サークルではゲス男と呼ばれる人たちがいます。
SSKSという若い女性が入って以降に入る男たちを全員そう呼んでいるので、彼らが本当にゲス男なのかはわかりません。
彼らのおもしろいところが、「これ以降に入る男はゲス男って呼ぶよ」と書いてあるのに、それにビビることなく連絡をしてくれたところです。普通はゲス男って呼ばれたくないじゃん。「これ以降に入る男はゲス男って呼ぶよ」っていう一文があったら怖いじゃん。それなのに連絡をしてきてくれました。すごい。
私はサークルに行かずに遠くからこっそりと観察し、そー○がときたま連絡してくれるゲス男のゲスエピソードを楽しみにしている陰湿なゲス男なのですが、そー○から話を聞いても正直なところ全然おもしろくないんですわ。話を聞いても全然ゲス男じゃないんですよね。
おいおい、ゲス男ならちょっとくらいゲスエピソードを提供しろよな!ってくらいに苛立っています。
そんな苛立ちがある中、まったく別の方面でゲス男のエピソードが流れてきました。
みなさんもご存知だと思います。あれですよ、あれ。
「生娘をシャブ漬け戦略」
ですよ。
もうすごい。すごすぎる。一発で脳裏に刻まれる言葉です。高いコピーライティング能力を発揮しちゃってます。これはある種の天才ですよ。天才とゲス男は表裏一体みたいな言葉はないですけど、あってもいい、そんな気にすらさせます。
んで、当然のことながらこんな発言をしちゃった人は社会から袋叩きにあっています。そりゃそうよね。こんなことを言ったら許されるわけがありません。
でもね、ワイはこの人をすごく正直な人やと思うんや。というかむしろ、「生娘をシャブ漬け戦略」の言葉を世の中の問題提起として使ったんじゃないのかなとも思うんや。
「生娘をシャブ漬け戦略」を独断と偏見で深ぼる
「生娘をシャブ漬け戦略」なんてことを発言する人間は最低なんだよな!と思いたくなる気持ちもわかりますが、立ち止まってなぜこの人がそんなことを言ったのかを考えてみようではありませんか。
この発言の背景にあるものを見てみますと、大学のマーケティング講座に招かれた企業側の部長が、受講生に向けて発言したようです。BUSINESS INSIDERからコピペしますと↓
問題となった発言は早稲田大学の「デジタル時代のマーケティング総合講座」で起きた。当講座は4月から7月に80時間をかけて行われる社会人向けのプログラムで、受講費用は38万5000円。
https://www.businessinsider.jp/post-253254
開講初日の4月16日、対面授業でキャンパスに集った受講生たちに課されたのは、牛丼チェーン吉野家のマーケティング課題の解決策をグループで話し合い、発表するというものだった。
講師は吉野家・常務取締役企画本部長の伊東正明氏。吉野家は18歳から25歳までの若い女性の集客に苦戦しており、こうした女性たちを取り込む施策を考えて欲しいと説明する過程で、伊東氏は「生娘をシャブ漬け戦略」と笑いながら複数回発言。「田舎から出てきた右も左も分からない女の子を無垢・生娘のうちに牛丼中毒にする。男に高い飯を奢ってもらえるようになれば、(牛丼は)絶対食べない」と話していたという。
受講費用高いなー。
でもさ、この講座って「デジタル時代のマーケティング総合講座」なんでしょ。早稲田大学という有名大学で、吉野家という大きな企業の企画本部長を招いてやってるんでしょ。そんなマーケティングに精通しているお偉いさんが、マーケティングの講座で「生娘をシャブ漬け戦略」って言ってるんでしょ。
現代のマーケティングに必要な考えって、この短いセンテンスの中に集約されてるやん。これを聞くために38万5千円払う価値あったでしょ。
マーケティングはシャブ漬け戦略を考えること
マーケティングなんていう横文字を使われると、なんだかカッコ良さそうだし、崇高そうだし、高い年収もらってそうって思っちゃいますよね。
でも大部分のマーケティングをやってる人、いわゆるマーケーターの人たちを、私は激ダサと思っています。なくなっても誰も困らない職業ランキング、というかなくなってほしい職業ランキングでかなりの上位にきています。(私の中で)
というのも、いらないものを売りつけるのが、現代の大部分のマーケターなんですよね。(もちろん「世に知られてないけれど、これは素晴らしいモノだ!これを広めたい!」という信念を持っておられるマーケターの方々もおられます。そういう人は、ワイ好きやで)
基本的に今の先進国は衣食住が整っています。我々の祖先たちが頑張ってくれたおかげで、私たちは人類史上最高の環境で暮らせています。
そんななかで「これ足りてないんじゃない?」「これがあったらもっと幸せになれるよ?」「ほーら、ほぅら、あの有名人も持ってるよ!使ってるよ!」「これ持ってないと周りからバカにされるよ!」というようなことをあの手この手を使って人々の意識に訴えかけているのが、大部分のマーケターと呼ばれる人たちです。
ようは人の脳をハックし中毒状態にさせることができれば、モノはバンバン売れるし、サービスはガンガン使われるようになるのです。人々を中毒状態にさせれば、会社の売上は伸び伸びでウハウハなのです。
だからこそ、早稲田大学に呼ばれた吉野家の企画本部長は「デジタル時代のマーケティング総合講座」のなかで、マーケターの核心たる言葉を伝えました。
「生娘をシャブ漬け戦略」
マジで正直。正直するぎる。そして優しい。受講生に秘伝を本気で伝えようとしてきている。受講生が眠くならないよう、飽きないように、必死で考えに考えたプレゼンテーションに違いない。
マーケティングを学びたいと思って早稲田大学でこの講座を受講できた人はラッキーだったでしょ。マーケターという職業の真髄にあるものが分かったのですから。
これで「やばいやん。マーケターって職業やばいやん。やっぱりマーケターになるのやめよ!」って思えたのであれば、受講料なんて安いもんですよ。人生の道を間違えないので済んだのですから。
逆に「最高っす!生娘をシャブ漬け戦略最高っす!」って思えた方は、おめでとう。あなたは高年収の道がひらけているよ。愚民の時間とお金を奪いつつ、いろんな企業を渡り歩いて肩書きをつくり、「あの有名女優が一般人男性と婚約!」みたいなニュースに載ってください。
あれ?悪くない…?羨ましい…?
現代に蔓延する子どもを狙うシャブ
牛丼だけがシャブかというとそんなことありません。
代表的なのがソシャゲ(ソーシャルゲーム)でしょうか。課金する人ってバンバンに課金しますよね。
なんでそんなに課金しちゃうかというと、「どういうタイミングならば人は課金してくれるのか?」を会議しまくってるソシャゲ企業があるからです。
ソシャゲ以外にもまだまだあります。
子ども向けのユーチューバーとかです。人生でもっとも重要な時期を、スッゲーくだらないコンテンツで消費させられる子どもたち。加えてコンテンツの合間には広告がバンバン表示され、子どもの脳が洗脳されていきます。
いやー、ひどいぜ。牛丼なんかよりよっぽどタチが悪いシャブだよ。
なんちゃらKINみたいな人たちが賞賛されるきらいがありますが、マジでおかしいよと私は思っていたりします。
もちろん1日1時間までというルールが守れるのであれば全然いいと思いますが、子どもにそれを守らせるのは無理!不可能!
現代に蔓延するデジタルシャブとでも言うべきものは、厄介すぎます。
これに比べたら牛丼シャブなんてかわいいもんですよね。2時間ぶっ続けで食べるなんて無理だし、頑張っても月に3万円くらいしか使えないんじゃないでしょうか。あとちゃんと腹は膨れるし、栄養もそこそこ摂取できるし。
シャブだらけの世の中への問題提起
「生娘をシャブ漬け戦略」
というのを、すっごく良心的な解釈をすると、世の中への問題提起なのではないでしょうか。
「生娘をシャブ漬け戦略」って、「もっと儲けたいんや!」と考える商売人はみんな考えてることなんです。ここまで汚い表現は使わないにしても、みんな考えてるんですよね。
だからこの言葉を発した吉野家の人を袋叩きにする前に、シャブだらけの世界で自分と自分の子どもを守るにはどうしたらいいのかってのを考えた方がいいんじゃないのかなーと。
言ってみれば、「あなたやあなたの子どもはいまどのシャブにハマってますか?」ということを振り返られるチャンスだと思うんです。
大きな企業の重役であれば誰もが思っているし毎日話し合われている一般人には隠された真実を、吉野家のこの人は外に向けて発してくれました。社会的に地位の上な人がわざわざ発言してくれました。正直者の優秀ゲス男です。
社会的にはこの発言は到底受け入れられるものではありません。しかし、とても重要なメッセージだと思っていますし、シャブだらけの世の中ってことを多くの人が薄々理解しているからこそ、ここまで大きな騒ぎになっているのではないでしょうか。
ワイ、正直者のゲス男、嫌いやないで。世の中の隠れている真実を暴露してくれる人、もっと増えないかなー。
賛成する人がほとんどいない、大切な真実
話は変わりますが、ペイパルマフィアのボスとか言われているピーター・ティールは、採用面接の時にこんな質問をするそうな。
「賛成する人がほとんどいない、大切な真実はなんだろう?」
こーゆー質問って、いい顔ばかりする人には絶対に答えられません。いくら頭がよくっても、立場を気にする人には答えられない質問なのです。
なら、誰が答えられるのか?
ゲス男です。ゲス男にしか答えられない質問なんですよ。
サークルに在籍してるゲス男のみなさま、なんらかのお答えお待ちしております。でもその答えはほとんどの人が賛成しないので、きっと報われない答えになるでしょう。
でもワイ、聞いてみたいんや😇
いま世界は、正直者のゲス男を求めている!(知らんけど)
コメント