悪意なきサークルクラッシャーのケーススタディ

*ケーススタディとかカッコつけてますが、そんなたいそうなものではありません。

こんばんは。ずとふ○です。

サークル運営に関わっていますと興味深い事例が出てきますので、その記録を残しておきます。

前の記事で、こんなことを書きました↓

オープンチャットを強制退会させられた人へ

ざっくり話すと、AさんBさんという人がLINEのオープンチャットにたくさん人を招待してくれたのだけれど、その半数以上が返事もしない無言系の人だったのでオープンチャットを強制退会させたら、AさんBさんが激おこぷんぷん丸になったよ、みたいな話です。

こーゆー話を聞いたとき、自分は心優しい人間なんだと勘違いしているただなんの行動もしないだけの人は「別に強制退会させなくてもよくね?」と思うかもしれません。

たしかにそのような考えもあるでしょう。

でもこのような考えを持つ人は、自分は優しい人間なんだと勘違いしているだけで、たぶんいままでにリーダーというか、チームをまとめる人というか、カッコよく言えば人の上に立つ、そのような経験をしたことがないか、その経験が乏しい人だと思います。

返事をしない人って、なにもしないからプラスマイナスでいうとゼロっぽいイメージがあるかもしれません。でも違います。不気味さを出してるんですよね。

招待した側のAさんBさんからするとその人たちは気心の知れた人だと思いますので、なにも感じないと思います。ですが関係性が築けていない場合、返事をしない人たちって不気味なんですよね。1人ならまだしも複数名いるとなるとこちらとしても対処せざるを得ません。

人間がもっとも恐怖を感じるものは、よくわからない不気味なものです。幽霊とかがそうですね。

生態系がよくわかってるライオンなどの肉食獣がホラー映画になったりしないじゃないですか。だって生態系がよくわかってるから、あんまり怖くないもん。1人食べたら数日は食べなくてよくなりゴロゴロしてるだけになるんだから、ライオンのホラー映画だったら開始5分が怖くて、あとの1時間以上は草原を眺めたり子ライオンが戯れあっているところを見るだけの癒し系映画になっちゃいます。

まぁそういうわけで、「返事をする」っていうのは小学校の先生が言っていたように、すごく大切なんですわな。「自分はやべーやつじゃねーよ!」っていうメッセージになってるんですわ。

さて、以上の話を踏まえた上で、善意のつもりが『悪意のない攻撃になってしまっている』、そんな話をしていきたいと思います。

AさんとBさんのした行為をとっても冷たい視点で見ると、他サークルを内部から破壊させようとする工作とも捉えることができます。

  1. 狙いをつけたサークルに少人数で潜入し、仲良くなるふりをする
  2. 仲良くなりサークルのグループラインなりチャットなりに入れてもらう
  3. そのグループラインなりチャットなりに、複数名の無言系を招待しまくる

これをされるとサークルには不穏な空気が流れ始めます。

100名規模のサークルに数名程度あれば問題ないかもしれませんが、私たちのような数名規模のサークルにそれ以上の人数の無言系をいれられると確実にサークルの空気は変わります。

サークル運営者は「え?どういうこと?なんなのこの無言な人たち?怖いんだけど?」と思うでしょうし、古株サークルメンバーも嫌な気配をすぐに察知するでしょう。

嫌な空気を変えんとすべくサークル運営者が強制的に無言系の人に退会を迫ると、この時を待ってましたと言わんばかりに「失礼だ!不躾だ!」と責めたて、サークル運営者のイメージを落とせたら相手側の作戦勝ちです。

これ、他サークルを撲滅させるための、すばらしい戦術だと言えます。これを狙ってやってるんなら賢すぎるサイコパスです。

って、AさんもBさんもそんな人ではありません。善意でたくさんの人を招待してくれました。それは理解しています。

でも、そう捉えることも十分に可能だということです。

という、悪意のないサークルクラッシャーの一例でした。無言系ってなにもしてないようで、してるんですよね。その不気味さを取り除くには、無言系の人には退出してもらわなければなりません。

ちなみに誰だって無言系な不気味な人になる可能性を秘めています。ですからみんな気をつけてね。返事すればいいだけのことなんだから。返事をしないってことは、ゼロじゃないんですよね。マイナスなんですよ。

ついでなので、もうちょっとお勉強色が強い話をしていくと、『選挙の投票に行かない』というのも似てる構図です。

「投票に行かないってことは、どの政党も支持しないってこと!ワイは中立な人間なんやで!」と思いそうなもんですが、それは違います。投票に行かないということは、いま大多数から支持されている政党を支持していることになります。

「は?」と思うかも知れません。でも、投票に行かないということは、「このままでいい!変わらなくていい!」と言ってるようなもんなのですね。それはつまり、いま大多数から支持を得ている政党でいい!と言ってることと変わりません。(今の政党が嫌であれば、他の政党に票を入れるしかないのです。だって投票に行かなかったら、そのまま今の支持を得ている政党が勝つのですから)

ちょっと博識ぶった頭いいと勘違いしている人は、「若者が選挙に投票に行っても変わらないんだから、行く意味がない」とか言ってたりしますけど、その発言をすることで誰が一番得しているか分かりますか?

もちろん、いまの政党です。年寄りなんかずーっと同じ政党を支持し続けるだけなんだから、なにも変わらなければずっと自分達は政治家でいられて、年収1000万円以上をキープできるわけです。

そんなハッピーライフを満喫しているところに、どこに投票するか分かりもしない若者たちが「投票に行くぞ!」とか言い出したら、困るわけです。このまま変わらずにずーっと国会とか地方議会とかでくっちゃべるだけで年収1000万円以上をキープしたいわけです。若者は投票にいかないでほしいんです。

そこで便利な言葉が、「若者が選挙に投票に行っても変わらないんだから、行く意味がない」、ですね。なんかニヒルな感じがしてかっこいいですね。言いたくなりますよね。博識ぶってる馬鹿な若者が得意げに言いふらしそうですよね。

社会のことをよく知ってそうな頭良さそうなこの言葉は、頭良さそうなだけで実はすごくバカで、若者の未来を潰そうとしている言葉なんですよね。そんな言葉を発している人を見て、いまの支持を取ってる高齢者政治家はきっと笑ってるでしょうね。「ぷぷー、あいつら騙されてるー!ワシらが仕組んだ巧妙な仕掛けにまんまと騙されてるー!若者騙すのちょろすぎwww」ってね。

以上、ちょっとしたお勉強でした。

サークルにおいて返事をしないということは、サークル運営の妨害になります。

選挙において若者が投票に行かないということは、「社会を変えたい!」と思っている若者たちの妨害になります。

「〇〇をしない」という無害そうな行動でも、なにかしらの影響を必ず与えてしまうのです。ここ、理解しておくと、博識ぶれるよ。(知らんけど)

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