サークルのお金の話

体育館の予約とか集金とかを担当しているそー〇より、「サークル費について書いてくれない?」みたいな相談がありましたので、少しばかりザキオカバドミントンサークルの1回500円の値段設定について記事にしていきたいと思います。(相談されたのは2021年9月くらいなので、かれこれほったらかして1年以上が経ちました)

なんでそー〇がサークル費について書いてくれと言ってきたかというと、そー〇は500円の値段設定でいいのかな?みたいな悩みがあるそうな。というのも、「1回500円は少し高いですね」と言ってくる人がごく稀にいるからっぽいです。

体育館を2時間使って1人500円は安いのか高いのか問題

1回2時間で500円が高いか…

そんなこと言うのって小学生だよね?たしかに小学生のお小遣いだと500円は大金やな。は?小学生じゃない?いい歳こいたおじさんが500円は高いと言ってくるだと?おいおい、500円で体育館で2時間バドミントンできるんだろ?文句言うんじゃねぇよ。それが嫌なら、公園で鬼ごっごかかくれんぼしてろよ!(缶蹴りでも可)

と、私は思うので、そーゆークレーマー気質なやつらは切り捨てていくのですが、小心者のそー〇はなかなかそうは強くは生きられないみたいです。そんなんだからいつまで経っても童○なんだよな。

そんなやばいやつらは放っておくとして、ちょっとお金について考えてみようじゃありませんか。

自分で費用を計算してみよう【四則演算できるかな】

さてさて、ではまず、サークルにかかるお金を整理していきしょう。整理といっても超簡単で、体育館の費用+シャトル代です。

体育館の費用は、面の数、時間帯によって変動します。また、シャトルの費用も消耗度合い(温度や打ち方など)で変動します。

ってことを踏まえると、2時間で2000円くらいかかります。(ざっくり言うと、体育館利用料と照明利用料と器具利用料で1500円、シャトル代が500円)

だから4人集まれば1回2時間のバドミントンが500円でできると言うわけです。

んでは、こっからが問題なのですが、4人以上集まった場合と、4人集まらなかった場合はお金どうすんの問題が発生します。

当然4人以上集まった場合は、「人が多いんだからもっと安くしろよこんちくしょー」と思う人が増えますし、逆に4人集まらなかった場合は「いやいや、人が少なくてもワイは500円以上は1円たりとも払わねーぞこんちくしょー」と思う人が出てきます。

これ、どうすんの?って話ですよね。

割り算とかを習いたての坊やだったら、「2000円を人数で割ればいいのです!これで解決なのです!」とか言うでしょうが、現実ではなかなかうまくいかないんですな。

たとえば6人の場合だと、

2000円÷6人=333.333333

と、3が無限に続いちゃいます。

四捨五入を習いたての坊やだと、「これは小数点以下の3は切り捨てるので、1人333円です!これで解決なのです!」とか言うでしょうが、そんな小銭を用意するのもめんどくさいですし、それを回収するのもめんどくさいです。

さすがに大人だと333円は現実的ではないことは分かるので、ここから「じゃ、300円で!」とか「じゃ、350円で!」とか「じゃ、400円!」とか考える人が出てきます。

300円を払おうとする頭悪い人種は「400円だと、ふざけるんじゃねぇ!」って思うでしょうし、400円を払おうとする人は300円を払おうとする人種を見て「300円を主張するの?え?こいつマジやべーじゃん」と思い、人間性の分断が進んでしまいます。

ここから分かるように、全員の声を反映させるのは難しいんです。

え?それでも難しい問題は話し合いで解決するべきだって?

こんなしょーもないことを話し合うのは時間の無駄です。ぼくたちに残されている若い時間は短いんです。そんな貴重な時間を、しょーもない話と割り算と小銭の用意に使いたくないんです。

だからもう集めやすい500円でいいんじゃね?って言うのがそー○の考えですし、私もそう思うわけです。5人以上集まればそー○がお得、人が集まらなければそー○が損、それでトントンくらいになるんじゃね?ってな話ですな。ハイハイ、終了終了!解散解散!

というかさ、いい歳こいた大人が数人集まって2時間なにかしたとすると、どう考えたって500円以上はかかると思うんですよね。(カラオケでもボーリングでもカフェでも居酒屋とかなんでもいいですけど)

なんでバドミントン2時間が500円は高いって言い出すわけ?むしろ格安だなと私は思っちゃいます。

繰り返しになりますが、500円が高いって思う人はどうぞ公園で歩いたり走ったり、鬼ごっこしたりかくれんぼしたり(缶蹴りでも可)しといてください。喉が渇いたら、公園の水をどうぞ。(さすがに自販機の小銭入れのチェックとか、自販機の下をゴソゴソするのはやめてください。そうするレベルだとしたら、むしろ相談してください。生活保護申請するのをお手伝いしますので。)

『コスト=お金のみ』じゃないよって話【陰キャ小話】

さて、以下では500円を払う余裕があるのに、500円を出すのをしぶっちゃう人の性格というか経験の足りなさというか、おおきくいったら人間レベルについての考えを書いていきたいと思います。

コストの問題について、人間は2種類に分けられます。見えないコストを考えられる人と、考えられない人です。

見えないコストを考えられる人は、なんらかのリーダー的な経験をしたことがある人だと思います。

ここで少しばかり私の話をば。

プロフィール的なところでも書いていますが、私は中高とほぼ引きこもっていたのでリーダー的なこととは無縁でした。

そんな私が大学に入り、陰キャサークルに在籍して2年生の春が来ると、陰キャ先輩からこのようなお達しがきました。

「当サークルでは飲み会の企画はすべて2年生がやることになっている。これからはお前たちがやるように🤓」

と。

陰キャでコミュ障な私たち2年生は恐れおののおきました。「人を集めるのってどうやればいいんだ。お店を探すのってどうすればいいんだ。お店の予約ってどうするんだ。予約の電話とか緊張する。アババババー。」

ちくしょう。陰キャサークルなら、こういうこととは無縁なサークル生活を送れるはずだったのに。みんなでオタサーの姫の話題で盛り上がっていれば幸せになれるはずだったのに。

仕方なく2年生同士で交代しながら飲み会の幹事をしていくことになりました。

陰キャ先輩からは「人数を把握して、それをお店に伝えて予約して、当日みんなからお金を集めてそれをお店に払えばええんよ🤓」と言われました。そう考えるとなんだか自分にもできそうな気がします。

私の所属していた陰キャサークルは、総勢30人くらいの陰キャが集まっていました。陰キャ先輩もいれば、陰キャ後輩もいました。存在感が薄い陰キャといえども実体があるので、陰キャでも30名が集まるとなかなかの体積になります。ですから前もって予約しないと居酒屋には入れません。(ちなみに、入店直後の店員さんの「うわ、陰キャがいっぱいだ…」というあの目線を感じるのは、陰キャあるあるです)

ですから陰キャ先輩や陰キャ後輩に「チョメ日に飲み会します!だからチョメチョメ日までには参加の連絡をください」と伝えました。ほとんどの陰キャ先輩たちはすぐに連絡をくださいました。さすがです。陰キャ先輩たちも自分が2年生の頃に飲み会の幹事をした経験があるため、できるだけ飲み会の幹事に負担がかからないようにしてくれました。

ところが幹事を経験したことない1年生は連絡が遅いし、「やっぱり行けなくなりました!」「やっぱり行けるようになりました!」とかチョメチョメ日を過ぎても人数変更を押し付けてきます。なんなら当日にキャンセル連絡をしてくるという始末。(陰キャなくせにサークル内だけではいきがる陰キャ先輩も、クソ暇で誰からも相手にされていないのに忙しいアピールをしするために急な予定変更の連絡を押し付けてきました)

おいおい、予約している3500円の飲み放題コースで当日キャンセルって…。お店側に伝えると当然ながら激おこぷんぷん丸です。1人ならまだしも数名ともなるとキャンセル料が出るぞい。それ、誰が払うんぞい?

そんなことを、陰キャサークルの飲み会の幹事を経験して私は学びました。とても小さなことですが、私にとっては立派なリーダー体験でした。

そこで幹事の大変さを知りました。人が集まるための場所の確保っていろいろと大変なのです。人数調整は必要だし、ドタキャンされたらキャンセル料も発生するしで心労が溜まります。

飲み屋のクーポン券とかを見ると「幹事は無料!」みたいなことが書かれていたりしますが、幹事ってそれくらいにめんどくさいんです。それに「幹事は無料だって!おれ、幹事やるわ!」と言う人を見たことがありません。3000円そこそこが無料になるのなんて全然おいしくないんです。コストとリターンを考えたら、メリットが少なすぎるんです。

私と同じような経験なんて、20歳を過ぎたらならば多くの方が経験していると思います。そんな方は、「飲み会の幹事って大変だよね」というのが分かっていると思います。

大学1年生からすると、「飲み会の幹事って飲み代を集めて店に支払うだけでしょ?ちょー簡単じゃん。それで幹事無料とかなら最高じゃん!」と思うかもしれません。彼らはまだ幹事の見えないコスト(労力)が見えてないのですね。もちろん私も大学1年生の時はそうでした。

さてさて、こーゆー話はこのサークルの予約とか集金をしてくれているそー○にも当てはまります。体育館予約してお金集めてって、文字だけ見ると簡単そうに見えるかもしれませんが、こーゆーことをしたことない人には見えないコストがたくさんあるのですね。

20歳以下ならこのコストが見えなくても仕方ありません。その経験がないのですからね。それについて責めるつもりもありません。

でもいい歳こいた人が「2時間のバドミントンで500円って高くない?」って言ってしまうと、正直なところ残念さがすごいんですよね。「あ、この人は小さなリーダー体験を一回もしたことないんだな。もしくはしたけれどそこからなんの学びも得られない人なんだな(ごく一部の陰キャ先輩がそうだったように)」と思われても仕方ないと思うんです。

つーことで、いい歳こいてそんなくっだらねーことをわざわざ言うやつ、反省しろよ!いい歳こいたやつらにこんな忠告してくれる優しい人間いないからな!ほとんどの人は「あちゃー、その歳でそれですか。あちゃーwww」と思って近寄らなくなるだけだからな!

この忠告のありがたさを理解できたやつは、明日から「ずとふ〇様〜」って感謝しろよな!(まー、その歳まで気がつかなかったのですから、理解できるなんて思ってないですけど)

安い商品や安いサービスってなんで存在してるの【因果応報】

とまぁそんな辛辣なことを書いたわけなのですが、「500円高いよ」って言っちゃう人も悪気があるわけではないのですよね。「安い方がいい」、そう思うのも当然でしょう。(特に日本の不景気をダイレクトに受けてしまった氷河期世代とか震災世代はそのような考えになっていてもまったくおかしくありません。彼らは時代の被害者と言ってもいいでしょう。)

でもその考えは回り回って自分に跳ね返ってくるんだぞ!というような話を、大学で経済を学んだ私が話してみようかと思います。

飲み会が開催されるということは、誰かが飲み会を企画し、人を集めているから開催されるわけです。では企画&人を集めるコストは誰が負担しているのでしょうか?飲み会の幹事ですね。彼らの無償の労力によって飲み会は開催されています。

では話を広げて、安い商品や安いサービスがあるということは、誰がそのコストを負担しているのでしょうか?「企業努力」といえば聞こえはいいですが、実際はその会社に勤めている決定権を持たない労働者です。

低賃金だったり、なんなら時間外労働やらサービス残業と言われるもので『安い商品&安いサービス』を生み出しているのですね。言い方を変えれば、彼らの労働力がこき使われているおかげで、安い商品やサービスが存在しているわけです。(もっと広げていえば、非正規労働者が都合のいいように使われていたりしますし、外国人技能実習生が都合のいいように使われていたりしますし、途上国の劣悪な環境での超低賃金がそうだったり、児童労働がそうとも言えるでしょう)

人々は安さを求めます。それに応えるために企業は人件費を削り商品やサービスを格安で提供しようとします。

人件費が削られると言うことは、つまり私たちの給料が安くなるということです。そして給料が安くなるがゆえに、私たちは安い商品や安いサービスを求めてしまいます。

負の連鎖なのです。安さを求めるあまり、自分達の給料も安くなるというのはなんとも皮肉な話ですね。

でも当然とも言えます。安さを求めると言うことは、その商品やらサービスやらを作っている人を値踏みしているわけですから。人を値踏みするような人間は、人からも値踏みされます。ここ、気がつかないといけない重要ポイントですな。

サークルを運営している人はもっとお金を取ってよし

ここまでは「500円は高くないよ!」というお話をしてきました。

ここからは一転して「サークルを運営している人は、闇雲に値段を安くするな!というかもっとお金をとっていいぞ!むしろ積極的にお金を取れ!」という話をしていきます。

仮に毎回きっちりとお金を平等に分けるサークルがあったとしましょう。そのサークルのリーダー的なチョメ君が、体育館代、シャトル代をきっちり計算して集金していたとしましょう。(現金ではなく、〇〇Pay系を用いれば細かな値段も払うことが可能です)

さて、そんな几帳面なチョメ君ですが、転勤が決まってしまったので今後はサークル活動に参加できなくなりました。

はい、じゃあここからが問題です。チョメ君の代わりに人数集め、コートの予約、集金などをやりたい人ー?

いないですよね。そんなめんどうなこと誰もやりたがりません。となると、押し付け合いみたいなのが始まり、サークルがギスギスするようになっちゃうんです。こうなっちゃうとサークル活動は、「はい終了」です。

こういうケースは普通に起こりえます。転勤でなくとも、交通事故、大病、精神を病む、親の介護などなどいろいろなケースがあります。

ということを考えていくと、次なるリーダーが立候補しやすい環境をつくっておくべきなのですね。じゃあどうやってそんな環境を整えていくかってことですが、やはりそこにはお金が絡んできます。

もしサークルのリーダーをやることで月に5000円プラスになるのであれば、やってもいいと思う人も出てくるのではないでしょうか。逆にカツカツだったり、マイナスになる可能性があるのであれば誰もめんどくさいリーダーなんてやりたくないですよね。

サークルの数が多い方がみんな楽しめる

地域のサークルの数って多い方がいいですか?少ない方がいいですか?

そりゃ多い方がいいですよね。サークルの数が多ければ、自分の家の近くでサークルが見つかる確率もアップしますし、自分のレベルに合ったサークルが見つかる確率もアップします。

サークルの数って多い方がみんな幸せだと思うんです。

ってことを考えていくと、やっぱり「サークルをやってやろう!」みたいな人が増えた方がいいんです。となると少なくとも「サークル運営するとマイナス利益だよ」みたいな雰囲気にはしたくないわけですな。

サークル費の低価格競争でサークルが潰れていくのはよくないんです。サークル費って安ければいいわけじゃないんすよ。

ってなわけで、「安いは正義!」みたいな考えはやめていきましょう。その考えって回り回って自分に返ってくるんですわ。

以上!

この話を分かってもらえたら嬉しいです。

ってなことを長々と書いてきましたが、500円高いよ問題の根本原因は倉敷市のシステムにあると思っています。大学で経済を学んだ私としては、倉敷市のこのシステムが許せません。クソシステムです。そんなことをこちらの記事で書いています↓

体育館使用料を払っている倉敷市民、立ち上がれ

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