日本の行く末を決める戦いが始まりそうなのでワクワク

新NISAで年初一括投資を行った賢明なみなさま、「新NISAってなに?」という愚かなみなさま、こんにちは。ずとふ○です。

ゴールデンウィークが終わりましたね。

え?大企業に勤めてないからゴールデンウィークとか関係ない?

ドンマイw

さてさて、ちょっくら近況報告とか、最近の考え事を書いていきます。

ワイ、1年と2ヶ月前くらいから大阪に引っ越してまして、関西弁の波に揉まれていたりするんですよね。で、ゴールデンウィークということでちょっくら市場観察と言いますか、お隣の京都を散策してきました。大阪からだと京都もチョチョイと行けるのがいいとこっすなー。

驚くこともないんですけど、外国人観光客の多いこと多いこと。コロナ明けのゴールデンウィークということもあり、フルパワーで外国人が押し寄せてきておりました。

外国人観光客の多さは例年通りなのでそこまでビビることはないんですけど、明らかに変わっているのがあります。

物価です。

ホテルや旅館を筆頭に、全般的に値上げされているのがわかります。それも軽くひいてしまうくらいに。

円安を実感しますねー。外国人観光客からするとそんなに高くないものが、日本人からするとべらぼうに高い。「そんなものに金出すの?」みたいものを、バンバンと観光客が買っていくのをみると「日本は安くなった」と言われているのが分かります。

10年ほど前、東南アジア旅行をした時に「この国っていろいろ安いー!」と感じましたが、今や日本で同じことが起きています。日本の国力の低下を痛感しますなぁ。

そんな日本の未来に暗雲が垂れ込めるなか、最近というか去年の終わりからか、ワイはこの変化にワクワクを感じています。30歳を超えてからワクワク感しかないんですよ。おじさん、楽しいぞ!

なにが楽しいかって、ほら、時代の転換点に立ち会っている気がしませんか?

  • 生成AIの超発展(東大のAI研究者が「生成AIが動画を作るのにはまだ10年くらいはかかる」って言ってた数ヶ月後に生成AIが動画を作っちゃうくらいのスピード感)
  • 日経平均がついにバブル期の最高値を超える
  • やっばいくらいの円安
  • 大企業が賃上げラッシュ

などなど、30年生きてきて、いまが最も変化してるなーって実感があるんですよ。

この大変化の時代に乗れている人とそうでない人ってすっごい分かれていると思うんです。それも50対50で分かれてるのでなく、おそらく10対90くらいで分かれてるんじゃないかな。

本当の二極化が到来しつつある、という感覚があります。

少子化でどこもかしこも人手不足なので、より良い条件の会社に転職して給料アップし、アップ分を新NISAで投資したり、自己研鑽に充てたり、旅行・デートなどの体験に使う人がいる一方で、

転職が容易な時代なのに条件の悪い職場に居続けて、金もなければ休みもないので、新NISAも始められないし、学びにも使えないし、旅行もできないし、デートもできないので、家でクソ動画を見続けたり、スマホのクソゲームをし続けてクソみたいな人生を無為に過ごしているだけの人もいるはずです。

残酷

あぁ残酷

んで、この二極化がなぜこうも進むのか、一億総中流社会がなぜ壊れていったのかについて考えていくと、やっぱり根本にあるのが医療の保険制度問題だと思うんですよね。

現役世代から金を巻き上げて高齢者にガンガンお金を注ぎ込んだら、そりゃ現役世代の人たちは自由に使えるお金が減っていくので、お家でYouTubeのクソ動画を見続けて脳が衰えて、なにもする気がなくなっちゃいますわな。

ちょっと使える脳みそがあって良識がある人ならば、日本の社会保障制度を変えなければならないことは自明でしょう。しかし、これまで頑なに変えられずにきました。頭のよくない人や利権を守ろうとする人々によって、歪んだ制度がずっと放置されてきたのです。

しかし、もう限界がきています。これまでは「これから日本ってやばいよね☆」と軽い気持ちで言っていた人が多かったと思いますが、いまでは「ちょっと日本ってやばくね?どんどん値上がりしていくじゃん。生活厳しいじゃん。まじで日本ってやばくね。まじ卍」と実感している人が増えてきているのではないでしょうか。

5月9日のニュースでも、実質賃金は24ヶ月マイナスだと伝えられました。

実質賃金24カ月連続マイナス 最長 - Yahoo!ニュース
厚生労働省は9日、3月分の毎月勤労統計調査(速報)を公表した。物価変動を加味した実質賃金は、前年同月より2・5%減り、2...

大企業を除いて給与は上がらないのに、物価は上がり続ける。これって国家の危機なんですよ。みなさんもさすがに感じてますよね?スーパーに行けば食料品は高くなってるもんね。

日本は変わらざるを得ない

ってことが、庶民感覚まで落とし込まれてきているような気がします。

江戸時代の末期、黒船を見て「やべー、外国の技術やべー、このままじゃやべーぞ!植民地にされるかもしれねーぞ」と立ち上がった人たちが徳川の時代を終わらせ、次の時代を築きました。

いまの日本もそんな転換点にあるような気がするんですよね。

今年の3月、日本維新の会の音喜多氏が、「高齢者も医療負担を3割負担にするべき」と声を上げました。

日本維新の会、高齢者医療3割負担を提言 社会保障財源で - 日本経済新聞
日本維新の会は5日、医療制度改革に関する提言を発表した。社会保障費の財源を確保するため、高齢者の医療費の窓口負担を原則3...

とうとう政治家が声を上げました。政治家がタブーに切り込みました。

なぜタブーかというと、少子高齢社会の日本では高齢者の票がなければ選挙に勝てないので、高齢者の負担が増えるような政策を掲げるということは自分の首を絞めることになるからです。だからこそ、ほとんどの政治家は高齢者優遇政策を見て見ぬ振りをしてきました。

そんな中、音喜多氏は政治家人生を賭けて、日本の根本問題に立ち向かいました。政治家人生どころか、ガチで命に関わる危険すらあります。そんな男気ある人は素直に応援したいっすな。

こんな政策を掲げちゃうと「高齢者を殺すきかー」とか言ってくる頭の悪い人間や利権を守ろうとする人間の反発が予想されますが、彼らの大きな声に惑わされないでください。全世代と同じ3割負担にするのは当たり前のことです。(負担が少ないとモラルハザード、つまり病院行かなきゃ損!薬をもらわなきゃ損!という考えになって、ガンガンに病院に行って薬漬けになろうとしちゃうんですよね。そのヤバい行動でも病院は儲かっちゃうから止められないんですよね)

日本を良くするための当たり前の政策なのですが、音喜多氏や日本維新の会を支持する高齢者は少ないでしょう。だからこそ、投票率の少ない若者世代が選挙に行く必要があるのです。

「選挙に行っても意味ねー」とかいう若害と呼ばれる人たちもいますが、これ、最後の希望ってことを理解してますか?ここで音喜多氏や日本維新の会がポシャったら、日本を変革する望みがなくなりますよ。ここでダメだったら、多くの有能な日本を良くしようとする人たちも諦めちゃうんじゃないですかね。

子育てしてるお父さんお母さん、選挙に行って社会保障制度を変える政党に投票しないと、さらに生活が苦しくなりますよ。そして自分の子どもたちはもっと経済的に苦しくなる未来が待ってますよ。自分の娘がパパ活女子になってもいいの?

ってことで、老害と若害のタッグに負けないように、良識ある大人として生きていきたいなら選挙に行きましょうや。ま、どこに投票してもいいっすよ。ワイとしてはいまのところ社会保障を変える政策をぶち上げてる日本維新の会をオススメするかな。

いやー、どうなるか見ものですなー。

日本維新の会は日本を変えられるのか。

大阪都構想ってあったじゃないですか。10年くらい前と5年くらい前に。

大阪では橋下徹氏が中心となって大阪都構想を掲げ、二重行政の解消を目指して取り組んでいました。しかし、結果的には敗北に終わりました。

(二重行政ってのは、1つで足りるのに2つもあったら無駄なコストがかかるじゃん!ってな状況のことです。たとえば近所に市役所とか消防署が複数あったら便利かもしれませんが、それを維持するためのコストがバカにならないじゃないですか。だからまとめられるもんはまとめて無駄に使ってる税金を少なくしましょってのが普通の考えですわな。でもそこで働いている税金がお給料のみなさまは反対しますわな。これが二重行政問題です。)

当時のワイは無知無学のクソ学生でしたし大阪にも住んでいませんでしたので、橋下氏やら大阪維新の会がなにやら頑張っていたとしても、まったく気にしていませんでした。

でもちょっとは知識を身につけて大人感を増して振り返ってみると、橋下徹の敗北というものは日本の未来を決定づける重大な出来事だったと思えます。超簡単にいろいろと省きまくって箇条書きにまとめますと↓

  • 大阪のために一人の男が立ち上がってむちゃくちゃ頑張っても、公金チューチュー団体には勝てない
  • 大阪っていう若者が多めの大都市ですら「未来のための政策を掲げた改革派が敗北する」という現実→だとしたらより保守的な地方なんかはなおさら改革は無理

この事実が、大阪を変えようとした人、他県から大阪の結果を見守っていた日本の改革を目指す人に、「やっぱりどうやったって政治なんか変わらねぇのか…」ということが刻み込まれてしまいました。あの橋下徹でもダメだったのか…と。

しかし、それでもなお、大阪維新の会の系譜である日本維新の会から、「日本をよくするために医療制度改革を行う!」という男が立ち上がったのを見ると胸熱。

橋下徹の意志が受け継がれ、それが芽吹いていたんだなーと思うと、大阪都構想は実現できなかったけれども橋下氏たちの行動は全然無駄ではありませんでした。

この戦いがどうなるのか、ワクテカが止まりません。

未来を担う子どもたちのために戦う改革派と、それを阻もうとする既得権益層と老害と「選挙意味ねー」を連呼する若害たちの日本沈没派、どちらが強いんでしょうなー。まー、相当厳しい戦いになりそうですが。

ワクワク

そんじゃーね

と、筆を置こうと思ったら、こんなニュースもあったのでついでに書いておきます。

レカネマブと呼ばれる認知症のお薬が昨年くらいに保険適用されました。と言いましても、認知症が治るわけではありません。認知症の進行を10〜30%遅らせるだけです。

ではこのお薬のお値段が1年間でどれくらいかかるとかと言いますと、300万円です。

高齢者は1割負担ですから30万円?2割負担で60万円?

と思いきや、高額療養制度が発動するので15万円くらいですんじゃいます。

残りのお金は、働いている現役世代が払います。

年収300万円の人は文字どおり1年間かけて300万円を頑張って稼ぐわけですが、一人の高齢者の認知症を遅らせるためだけに280万円くらいが税金として使われちゃいます。

どーなってんの

おかしすぎるよこの制度

エーザイによると、国内では今年2月上旬までに約100人へ投与開始し、投与患者数は来年3月末までに累計7千人と予測。将来的に最大年間約3万2千人と見込む。

https://www.sankei.com/article/20240508-K7DYWGA5ZRITPHTEG7ELVGP6XE/

来年の3月末までに7000人か…

レカネマブは素晴らしい薬かもしれません。でも、保険適用はダメだよなー。高齢になっても最先端の治療がしたければ、「若い時に自分で金稼いで溜め込んでおけ!」なんすわな。

iPS細胞でノーベル賞を受賞した山中伸弥先生は認知症についてこんなことを言っておられます↓

たとえば、認知症の特効薬ができて、100歳になって体が衰えてきても、頭だけははっきりしているとなると、死ぬのが怖くなって逆に大変かもしれませんよ。認知症は、死の恐怖に対する人間の一つの防衛手段という考え方もできます。

https://news.yahoo.co.jp/articles/652cbaee14f62c21e51fa01257956a41a7373466?page=2

「認知症は悪い!」と思いそうなもんですが、「人はいずれ必ず死ぬ」という大前提に立つと、認知症は死の恐怖を和らげる動物が持っている防衛手段なのかもしれません。

いやはや、いろいろと考えさせられるもんですなぁ。

とりあえず全世代医療保険3割負担の実現、その後に高額療養制度問題に手をつけていかねばなりません。

どの国もそうですが、日本も問題が山積みっす。

問題を解決しようと頑張っている人を応援できる国民でありたいですね。

そんじゃーね

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