今日はスポーツの日でした。
スポーツに熱中しすぎているやつはだいたいバカだろと思っている私は、家でのんびりと友人にオススメされた「明日、私は誰かのカノジョ」という漫画を一気読みしておりました。
そんな漫画を読んでいたら思うことがあったので、久しぶりにサイトの更新でもしようかなと思った次第であります。
話は変わりまして、料理ユーチューバーのりゅうじさんっているじゃないですか。ほら、あの調味料をぶっかけまくってだいたい同じような味に仕上げて、マク○ナルドやカップ麺などの味濃い系がうまいと感じるように舌が鍛えられた庶民にうけまくっているあの人ですよ。
りゅうじさんは先日、旧ツイッターに以下のような文章を投稿して、炎上しておりました↓
この投稿に対して「わかるー!」とか「ケチすぎ!」みたいな『奢る/奢らない論争』で炎上しておりました。
私はこれを読んだ時に、「あー、おかしいよね、そいつを友人と呼んでいるりゅうじさんが」とすぐに思いました。
知人なら分かるけれど、友人って言葉を使っているのがどうもおかしいと思うんですよ。
だってさ友人なのであれば、「あ、こいつはすぐ女呼ぶからなー」ってすでにわかっていると思うんですよ。友人なのにそいつがどーゆーやつか知らないってどうなん?
逆の立場で考えて、本当に友人なのだとしたら、「こういう場に女を呼んだらりゅうじは嫌がるだろうな」ってのを友人は知っていると思うんですよね。
何が言いたいかというと、ほぼ人間関係ができていないのに「友人」っていう言葉を使っちゃっているところが気持ち悪さMAXなんですよ。
しかもその友人はりゅうじさんに「友達呼びますね!」って敬語を使っているんですよ。それって友人かな?どうみても友人じゃないだろ。
りゅうじさんは本当に友人だと思っていたので、男同士で話したかったのかもしれない。
りゅうじさんに友人だと思われている人は、「こういう場には女の子呼んだほうがいいっしょ!」と気を遣ったのかもしれない。
これはおっさんたちのすれ違う友人関係が問題なのか!!!!!っていうよりは、ただの炎上商法だと思います。
りゅうじさんはこの投稿で、敵を定めています。(と思います)
どんな敵か?
金持ち系のパーティーにほいほいと参加するような『女』です。
いわゆる『港区系女子』ですね。(ほんものの港区女子とは区別しています)
この人たちを敵にしたところで、りゅうじさん的には痛くも痒くもありません。だって彼女らは『自炊』なんてしないから。りゅうじさんの動画なんて見ないからです。
港区系女子は、いかに高いものを食べているかをアピールするのが仕事の1つです。「自分はお高い女なんだから、そんな私と一緒にいたければ金だしな」がブランド戦略なのです。
港区系女子を好む男性なんて少数です。多くの女性からしても港区系女子は嫌悪したいものでしょう。
つまり、炎上を起こして彼女らを敵にすることで、大多数を味方にできるわけです。りゅうじさんの動画のアクセスアップにつながるってことですな。
いやー、賢いなー。
昔からある鉄板ネタの『奢る/奢らない論争』を利用しつつ、多くの人が心の中で嫌悪を感じている人たちに対象を向けて、『自分のまともさをアピールする』ところ。
港区系女子からするとたまったもんじゃありませんね。
ま、そんなくだらない奢る/奢らない論争や、私の憶測の炎上商法の話はどうでもいいとして、港区系女子の気持ちも分からんでもないな、と私は思うわけです。
よくわかんねーおっさんたちのBBQに呼ばれて、気乗りしないインフルエンサーっぽいやつがいて、やっとBBQが終わったと思ったら「ほい、割り勘で!」みたいなこと言われたらキレそうにもなるよね。
私、港区系女子ではない低身長薄らハゲおじさんなのですが、つまんねー飲み会とか食事会に呼ばれて割り勘にされるのいやですもん😤
やっぱり『その人を呼ぶことで喜んだ側がお金を払う』っていう考えが、資本主義が浸透しきったこの世界では必要なのかと。
で、冒頭に紹介した「明日、私は誰かのカノジョ」に繋げます。
漫画に出てくる女性は、自分の性を男たちに売っています。彼女らは男たちに呼ばれて、男たちの喜びの対価としてコンビニバイト以上のお金を手にしています。
レンタル彼女をしている女性もいれば、風俗で働く女性もいます。
彼女らに共通することは、
- 若さ
- 美しさ
という時間とともに消耗していく価値を、お金に変換しているところです。
漫画に出てくる彼女らはみんな必死なんですよね。お金を稼いで火傷の傷を治したい、整形したい、ホストに貢ぎたい(これはアホすぎると思うけど)など。
なんにせよ目的意識があり、若さという限りある資源が枯渇する前に稼ごうとしているんですよね。
当然ながら、りゅうじさんが出会った港区系女子もなんらかの目的があるからこそ、本当だったら接したくもないおっさんたちのBBQに参加していたのです。
「風俗まではしたくないけれど、いまのうちにおっさんたちから金を稼ぎたい!」と切羽詰まっている女性からすると、そりゃ大切な1日を割り勘で終わらせられないわなぁ。
こういう漫画を読むたびに、男と女の若さのお金的価値が全然違うなーと考えさせられます。
男って若さをお金に変えるシステムがそんなにないと思うんです。(最近話題のおじさんにペロペロされたら売り出してもらえるジャ○ーズなんかを除いて)
対して女性って、若さをお金に変えるシステムがむちゃくちゃありますよね。ライトなところでいうと、おじさんと手を繋いだらOKみたいなレンタル彼女もあれば、SNSとか個人間の取引サイを使えば使用済みの下着とかも売れちゃったりします。
特に能力値を上げていなくても、「ただ若い」というだけでお金を生み出すことができるシステムがありまくる世の中において、女性って大変だな、と。だって簡単にお金稼ぎたいじゃん。その欲に抗うのって難しいと思うんですよ。
「明日、私は誰かのカノジョ」に、若い女性であれば誰もがなれる時代なんすよね。(漫画的には性を売ってる女性たちは全員が美人に描かれていましたけれど。ルッキズム!!!)
ってことでこーゆー系の漫画を読んだことない方は、オススメの漫画です。
スポーツもいいですが、現代の闇をちょっくら覗きに行こうぜ。
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